「アドバイスが私たちの勇気に変わりました」箕面市立病院(大阪府)

チーム医療の中で自律して役割を担える人材開発を目指す 箕面市立病院看護局

10箕面市立病院の主な役割 は、救急医療に軸足をおいた急性期医療や高度な知識・技術・施設を駆使した専門医療。「担うべき医療を、チーム一体となって、より安全に」という理念を掲げ、職員一丸となって地域の人々の健康を守ります。

看護局ではチームワークが発揮できる力の育成や看護チームの中で屋根瓦式の教育体制を強化し、チーム医療の中で自律して役割を担える人材開発を目指しておられます。

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選んだ理由は看護師の気持ちを理解されているという安心感

石田)山倉局長さんとはじめてお目にかかったのはずいぶん前になりますね。

11山倉)はじめて石田さんのお話を聴いたのは、テキックスという会社ができる前でした。私は局長になったばかりで不安がいっぱいの時期、看護師不足が社会問題になり、知り合いの部長さんを誘って石田さんの講演を聴きに行き、とても参考になりました。

石田)それでお声掛けをいただいたのですね。当社を設立したのは2008年なので、その前からご支持いただいているとは感激です。

山倉)お話を聴いて、当院の看護師採用はこのままではいけないと思ったのです。何とかしたいと思ってご連絡し、当院に来ていただき、具体的にアドバイスをしてもらったら「絶対お世話になりたい!」と思って…(笑)。
まずはホームページから手を付けようと考え、事務局に交渉して予算をいただきました。

石田)ありがたいお話しです…。そのように思っていただいた動機はどのようなことだったのでしょうか?

山倉)まずは、看護師の気持ちを充分理解してくださっているという安心感がありました。だからご提案の一つ一つが「そうそう!そうなのよ!」と思うことばかりで、嬉しくなって来たのです。また、アドバイスは私たちの勇気に変わりました。

石田)勇気に変わったというのはどんなことがありましたか?

 

採用基準は、その病院の看護の基準を示すもの

山倉)当時、看護師の採用難から多くの病院は採用試験に筆記をなくして応募しやすい状況にしていました。当院は市の規定で筆記試験を実施しており、採用試験をもっと簡単にした方が良いのではと悩みました。でも、採用基準を下げて看護の質を落とすようなことはしてほしくない。その時「採用したら責任を持って育てたいから、採用試験をするという姿勢を伝えよう」と提案してくださいました。不安を抱えながらも筆記試験は続行したのですが、苦しい時期を乗り越えたおかげで、今は質を下げることなく、コンスタントに採用できるようになりました。

12石田)採用の基準を下げるというのは、その病院の看護のレベルを下げるという事。その場しのぎの判断をしたら足元をすくわれますよね。先を見据えて勇気を持ってご提案したことが今に至っており、当社としても嬉しい限りです。

山倉)看護の本質をよく理解し、プライドを崩さないテキックスの姿勢が私たちに力を与えてくれるし、アドバイスがストンと落ちるのだと思います。そんな姿勢を伝えてほしいという希望も込めて、毎年新人研修もお願いしているというわけです。

石田)ところで、新採用者が貴院を選ぶに至ったきっかけはどのようなものが多いですか?

山倉)断然トップは、看護局のホームページを見て惹きつけられたということです。
当看護局のホームページの感想を応募者すべてに尋ねるのですが、口をそろえていうのは「当院の看護の中身がわかる」というものです。
そして、そんな風に、看護の中身がわかって選んでくれたという事が、私たちにとっては誇りとよろこびに繋がっています。

 

ホームページを使って看護局の姿勢を浸透させましょう

石田)着院の看護を理解し、その看護に惹かれて就職を希望するということが、ミスマッチを防いでいる大きな要因ですね。応募者の人たちは、どのあたりで看護の中身を感じているのでしょう?

山倉)看護師のストーリーの部分が大きいようです。看護師が楽しく看護している様子や考えが、良く伝わるのだと思います。また、実習生へ関わりが病院選択の大きな要因にもなっています。スタッフは、本当に学生さんに対して丁寧に指導してくれていると思います。「この人のような看護がしたいと思った」というように、モデルとなる看護師を見つけるきっかけにもなっているようです。
そんな話を聴くとすぐに本人に伝えますが、その看護師にとって、それは感激ですよね…。とても喜んでくれます。するとモチベーションも上がりいい看護に繋がります。

石田)ホームページをきっかけに、いい循環が生まれているようですね。
これからもホームページを使って、看護局の姿勢を院内・院外に浸透させるご支援を続けていきたいと思いますが、今後の看護局のテーマはどんなことでしょう?

山倉)強い組織をつくるため、中間層の底上げに力を入れる必要があると考えています。5~8年目くらいの看護師に刺激を与えて、もっと自律できるように育てていきたいと。先輩たちが多く、守られた中でいるとつい甘えが出るのでしょうね。ですから、自分はどう考えるのかを問い続け、表現できるように、今年の看護局の目標に「自律した看護師」という言葉を入れました。

石田)大切なことですね。ホームページを使ってその考えを浸透させましょう!
これから具体的にどのように動かれる予定ですか?

山倉)まずは師長さんの力が大きいと感じています。師長さん自身が意識改革の必要性を実感すること。そして、自律した次期リーダーを育てることが大切だと思います。
また、いろいろ相談にのっていただきたいですね。

石田)自律して創造力を発揮し「地域の人たちにどんな貢献をしたいか?」と考えながら切磋琢磨できる組織にできるよう、私たちも一緒に尽力したいと思います。
このたびはお話をいただき、ありがとうございました。

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