「モヤモヤした気持ちが晴れました」三重県立総合医療センター(三重県)

急性期病院として”心も救える人材の育成”をめざす 三重県立総合医療センター看護部

7三重県立総合医療センターは、地方独立行政法人として、救急医療やがん診療をはじめ、様々な高度先進医療を担う病院です。

看護部門では、笑顔あふれる病院づくりをモットーに、命を救うのはもちろんのこと、急性期における患者さまやご家族の“心も救える人材の育成”をめざしておられます。

 

看護部紹介パンフレット>>>
※当サイトを離れます

 

ウリが明確になりモヤモヤしていた気持ちが晴れました  

石田)はじめに、私どもが関わらせていただいたことで、川島部長さんご自身に何か変化はありましたでしょうか?

8川島)看護師たちは日々多忙な中で一生懸命頑張ってくれています。私もそんな病院・看護部を自負する気持ちはいっぱいなのに、近隣の病院とくらべてココが異なる!ココが当院の特徴だ!と明快に言えないもどかしさがありました。しかし今は「私たちの病院はこんな看護をめざしている!」「当院のウリはここ!」と自信を持って言えるようになり、ずっとモヤモヤしていた気持ちがスーッと晴れたような気がしています。

石田)最初にお話を伺った時は、たくさんの取り組みをされていてすごいなぁ―と思いました。きっと、採用活動でも「あれもこれも伝えたい」という気持ちで学生たちに病院をアピールされているんだろうと予測したのですが・・・。

川島)そのとおりです(笑)。学生にはあれこれ説明をして、私の方は疲労困憊!話し終わって「他の病院でも同じような話を聴いたかな?」と尋ねると「はい、同じような内容でした」と言われガックリ(笑)。
当院のウリを明確に伝えたいけれど、どうしたらいいのかわからずに、このまま悩んでいても時間ばかりが過ぎるので、テキックスに連絡しようと思いました。

ウリを創るプロセスで組織を活性化させるというのが当社の仕事

9石田)自分たちの良さは、自分たちでは気がつきにくいものですよね。また、“ウリ”というのは、現状の良さとビジョン、つまり今と未来を掛け合わせて創り出すものであり、それなりのテクニックが必要となります。そこに介入させていただき、ウリを創るプロセスで組織を活性化させるというのが当社の仕事。病気と同様、早期発見が早期回復につながると考えています。

川島)確かにそれは実感しています。パンフレットを制作するというプロセスだけでも組織が元気になりました。
当院は「笑顔あふれる病院にしたい」というのが共通のビジョンであり、これまでも、このビジョンを実現するために何が必要かを師長全員で話し合ってきました。出た答えは、ひとりの“気づき”をメンバーに伝えて“対話”し、みんなで一緒にもっといい方法を考えながら“協働”するような援助で患者さまやご家族を“笑顔”にし、それを見た看護師も自然に笑顔があふれてくるような組織づくりをめざそうというものでした。
だから「対話・笑顔・協働・気づき」という4つのキーワードを大切にしてきたのですが、パンフレットを創るときには、この4つのキーワードに沿って看護師たちの営みを言葉にしてくださるプロセスから、キーワードの意味が自分たちの中にストンと落ちたように思います。

石田)言葉の持つ力は大きいですから。ただの言葉も、その言葉の意味付けをメンバーが共有することで、とんでもなく大きな力に変化しますよね。

看護部理念もみんなで見直そうと考えています

川島)本当に。言葉って大切だなと改めて思いました。
ある師長が、「対話・笑顔・協働・気づき」という言葉は当院で働く看護師全員の心に残り、退職してもずっと心に留まる言葉にしたいと言ってくれました。それを聴いた私は嬉しくて、この言葉の意味を浸透させていくことが、当院ならではの看護を創るという事だと思うようになりました。そしてそれを学生に伝える事こそが、採用活動だと気がつきました。

石田)それを実感してくださって嬉しいです。

川島)先日も看護大学のプレゼンに行ったのですが「これとこれだけを大きく伝えよう。他のことはここで言わなくてもいい」と整理ができて、聴いてくださる方からも「わかりやすかった」と言っていただくことができました。目指す看護が明確になると“捨てる勇気”が出て、プレゼンに自信が持てるようになったのが大きいのだと思います

石田)捨てることで、大切なメッセージが伝わりやすくなったのでしょう。ところでこれから目指されるのはどんなことでしょう?

川島)これを機に、看護部の理念を見直そうと考えています。これまで理念は普遍的でなければいけないと思って触らなかったのですが、改めて、自分たちの言葉で納得できる理念を創る計画です。そして理念に沿った看護部の方針を、もっと院内に伝えていこうと考えています。

石田)川島部長も一段と元気になりましたね!今回はお話しいただきありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

LINEで送る