「質を目指せるようになりました」 亀山市立医療センター(三重県) 

人生のラストステージを豊かに暮らせる街づくりに貢献する 亀山市立総合医療センター看護部

4亀山市立医療センターは、2次未満の救急対応や人工透析を中心に、回復期~療養期の医療を担い、地域医療の中核としての役割を果たしています。

看護部門は老年看護の能力向上に力を注ぎ、地域との連携を強化して住民が人生のラストステージを豊かに暮らせる街づくりへの貢献をめざしておられます。

 

亀山市立医療センター看護部ホームページ>>>
※当サイトを離れます。

やっと質の向上がめざせるようになりました。

石田)看護師確保はずいぶん落ち着いてこられましたが、今回はここに至る経緯を伺いたいと思います。

前川)以前は看護師たちに不満の渦が巻き起こり、看護師がどんどん辞めていき、何とかしなければと必死に対策を考えていました。外部力も活用しようというこ とで、複数の業者から提案をいただきましたが「問題点を分析して明確にする」という提案に対しては「問題は充分わかっている、これ以上何を分析しようとい うの・・・」という気持ちが前に出ました。そんな中でテキックスの提案だけは「いいところを明確化してその強化に取り組もう」というものであり、それを聴いて気持ちがスーと楽になり「お願いしてみたい」と思いました。
おかげさまで今は看護師が充足し、人数集めに翻弄されず質の向上をめざせるようになりました。

石田)採用もずいぶん楽になったようですね。

5前川)応募の連絡は、ほとんどがホームページを見て当院で働きたいと思ったという人です。今は空きがないので、応募の連絡をいただいてもお断りするような状況ですが「空きが出るまで待っているので連絡がほしい」と言ってくださることもあり、以前の苦労がウソのようです。

石田)その人たちはどこに惹かれて応募してくれるのでしょう?

前 川)看護部のホームページから、温かい看護をしていることが伝わるという声が多いです。たくさんの看護師を紹介している中から温かい看護をしている様子が 伝わってきて、私も嬉しく思います。ただ、「温かさ」を、「ここは楽そうだ」と捉えられては困ります。決して楽な病院ではありませんが、看護師たちは必死 に患者さんに寄り添える努力をしながら日々頑張ってくれているのですから。

貴院の看護の姿勢を表して求める人材の採用につなげる

石田)看護師さんのナラティブが有効に機能しているようですね。 ※亀山市立医療センター:ナラティブサイト>>
仕事の姿勢はなかなか伝わるものではありませんが、当社はナラティブを使ってそれを可視化することで、この病院のスタンダードな看護の姿勢を明確にし、求める人材の採用につなげたいと考えています。

前川)看護師のインタビューページは「あぁこんな風に考えているんだ」と思うと、なんだかその看護師を身近に感じるようになりますね。このページを病棟間で共有できるように仕向けていくことがこれからの課題だと考えています。

石田)ところで、職員の「温かさ」を保つために取り組まれていることはありますか?

前 川)取り組みというほどではありませんが、夜勤免除や特別休暇などに対して、制度面の規定を拡大解釈して、できる限り看護師の要望を聴き入れられるよう努 めることで心の安定を図ろうと考えています。またそれを受ける人は「権利だから」という意識ではなく、周りの理解があって実現しているのだと感謝できる気 持ちを育みたいと考え、そのために、まずは私自身が職員に対して感謝の気持ちを伝えるように心がけています。

石田)情意面を育むことが温かい看護につながるというわけですね。

前川)私は緻密な計算は苦手なので・・・(笑)。事あるごとに私自身の気持ちを伝えて職員との絆を強化し、職員同士も絆を強め、気持ちをひとつにして、温かい心で患者さんに向き合っていけるような組織づくりをしたいと考えています。

在宅療養者も看られる看護師を育てるのが当院の課題

石田6)前川部長さんにとって、これまで私どもの存在がお役にたてているのはどんなところでしょうか?

前 川)部長経験が浅い私は、いつも「これでいいのだろうか?」という不安に苛まれてきました。いつもサードレベルの受講メンバーや市民病院の部長さんらに相談しながら、周りの人たちに支えられてここまできましたが、その中でも「自分の決断は間違っていないのか?」という不安をぶつけられる存在がテキックスで あり、お願いをして良かったと思う点です。

石田)前川部長さんにはいつもパワーを感じ、こちらも元気をいただけるので感謝するばかりです。では最後に、そのパワーでこれから目指すことを教えていただけますか。

前 川)高齢社会がますます進み、在宅医療が推進されていますが、全ての人が最期まで自宅で暮らす社会の実現は困難だと思います。それでも、ご本人やご家族が 納得できる最期が迎えられるように、在宅療養と病院の橋渡しができる判断力を持った看護師を増やすことが当院の課題だと考えています。ギリギリまで在宅療 養を支え、適切な時期に当院が受け入れて、安らかな最期のときを迎えていただくことが当院の存在意義だと捉え、それを担える看護師を育成していこうと考え ています。

石田)当社も、その実現を陰で支える存在になれるよう尽力したいと思います。お話しいただきありがとうございました。

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